2023年10月14日、オーストリア・ドルフガシュタインで開催されたバーティカルレース「BEINHOAT.DAS VERTICAL」において、本学園職員でSKIMO(山岳スキー)2023年世界選手権日本代表の上田絢加選手が優勝しました。

上田選手は、1200ｍを3.3kmで登るコースを56分55秒で完走し、2位に約1分の差をつけて優勝しました。コースの平均斜度は20度を超える急峻なコースで、「壁のようでした」と振り返っています。

上田選手は、10月頭からスキーモの強化とワールドカップ1戦目参加のためにヨーロッパへ遠征しています。オーストリアのダハシュタイン山にある氷河でSKIMOの練習をする予定でしたが、気温が高くオープンされませんでした。

そのような状況の中、現地でお世話になったクロスカントリースキーで元オリンピアンの Grossegger Kumiko さん（旧姓：横山）が、クロスカントリースキー金メダリストである Christian Hoffmann さんにつなげてくださいました。Hoffmann さんがこのレースに出るという情報を得て、急遽この大会に参加することになりました。

上田選手は「氷河に乗れないことで巡ってきたチャンス。夏場の仕上げの位置付けで、今回のバーティカルレースに出場しました」と語っています。

今後は、SKIMOシーズンに入り、ワールドカップ1戦目となる「ヴァル トランス(フランス)大会」（2023年11月25日～）に向け、さらなる強化を図っていきます。（10月16日より氷河のある街に移動済）

上田絢加選手コメント

「壁のように急峻なコースで、とてもキツく、楽しいレースでした。優勝できて嬉しいです。これからSKIMOシーズンに入りますが、引き続き頑張っていきます」

大会概要

大会名：BEINHOAT.DAS VERTICAL

開催日：2023年10月14日

開催地：ドルフガシュタイン（オーストリア）

コース：距離3.3km、獲得標高(登り)1200m

※ 1200ｍ登山・・・ペースの早い人で4～5時間、通常は5～6時間