2024年4月、本学園職員の上田絢加さんはSKIMO日本代表としてワールドカップ最終戦Cortina (イタリア)に出場し、2023-24シーズンを終えました。
上田さんは2023年11月、ワールドカップ初戦、Val Thorens (フランス) Mixed Relayに出場し、見事FINAL A（A決勝）11位という快進撃を遂げました。その結果、2024-25シーズン強化指定選手 A指定を獲得。しかし、その後、遠征移動中にふくらはぎの深い位置に鋭い痛みを感じ、医療機関を受診。深部静脈血栓症と診断され、治療のために帰国を余儀なくされます。ワールドカップ第２戦から第６戦を欠場するという試練に見舞われながらも、上田さんは諦めませんでした。
帰国後、上田さんは治療に専念し、3月の日本選手権に復帰。回復が間に合わず4位という結果でしたが、最後まで諦めず困難をバネにして成長する姿を見せてくれました。そして4月のワールドカップ最終戦では、Vertical 27位、Sprint で36位と健闘。2024-25シーズンも日本代表としてワールドカップ等に出場する権利を獲得しました。
2026年ミラノ・コルティナダンペッツォ五輪への出場には、Mixed relayランキングが大きく関わります。そして、先日発表されたWorld Cup 2023-24 – provisional rankingにおいて、日本は見事全体の9位、アジア1位という素晴らしい結果となりました。10月の初戦でA決勝11位と貢献した上田さんの活躍も大きく、オリンピック出場に向け大きな一歩を掴んだと言えます。
上田さんは更なる飛躍を目指し、日々のトレーニングに励んでいます。目標は2026年ミラノ・コルティナダンペッツォ五輪に出場しメダルを獲得すること。最後まで諦めない強い意志と常に前向きな姿勢で、夢に向かって突き進んでくれることを期待しています。