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【活動報告】桐生第一高等学校で進路講演会――高校1・2年生と考えた進路選択

高校生にとって、進学先を選ぶことは、これからの人生を考える大きな選択の一つです。

大学、短大、専門学校など、進学先にはさまざまな選択肢があります。学校の知名度や偏差値、自宅からの距離、友達が進学する学校など、学校を選ぶ基準も人それぞれです。

しかし、進路選択で本当に大切なのは、「どの学校に行くか」だけではありません。

「その学校で何を学び、どんな自分になりたいのか」

という視点を持つことが、進学後の学びや将来を考えるうえで重要になります。

2026年9月14日、桐生第一高等学校の高校1・2年生のみなさんを対象に、「実現させるために~夢をかなえる進学先の選び方~」をテーマとした進路講演を中央カレッジグループの原が行いました。

今回の講座では、大学・短大・専門学校の違い、進学する意義、そして高校生のうちから身につけておきたい力についてお話ししました。

桐生第一高等学校の高校1・2年生が進路講演を聞いている様子

 

この記事はこんな方におすすめです

  • これから進路選択を始める高校生
  • 大学・短大・専門学校の違いを知りたい方
  • 進学する意味や、将来に向けて身につけておきたい力を考えたい方
 

目次

 
 

1.進路選択は「学校」からではなく「未来」から考える

講座の中では、まず「高校からの進路選択」について考えました。

大学、短大、専門学校には、それぞれ学び方や特徴があります。

大学では、専門的な学問の研究と幅広い教育を受けながら、さまざまな分野について学びます。

短大では、一般教育と専門教育を並行して学び、専門分野に関する知識を身につけていきます。

専門学校では、将来の職業に直結する知識や技能を身につけることを重視しています。

それぞれに特徴があるからこそ、「どの学校が自分に合っているのか」を考えるためには、まず自分自身が何を目指しているのかを考えることが大切です。

そこで講座では、

「有名な学校だから」
「友達が行くから」
「偏差値が合っているから」
「家から近いから」
「周りの人に勧められたから」

という「学校から選ぶ」方法と、

「何をしたい?」
「何を学びたい?」
「何ができるようになりたい?」
「どんな自分になりたい?」

という「未来から選ぶ」方法を比較しました。

どちらが正しいということではありません。

大切なのは、進学した後の自分をイメージして学校を選ぶことです。

 
 

2.「なぜ進学するのか」を考える

次に、「そもそも、なぜ進学しようと考えているのか?」という問いから、進学する意義について考えました。

進学する理由は、一人ひとり異なります。

「やりたい仕事に就くため」
「資格を取得するため」
「専門的なことを学ぶため」
「自分自身を成長させるため」
「やりたいことを見つけるため」

など、さまざまな理由があります。

一方で、

「みんなが進学するから」
「親に勧められたから」

という理由で進学を考えることもあるかもしれません。

もちろん、周囲の意見を参考にすることは大切です。

ただし、進学先で実際に学ぶのは自分自身です。

だからこそ、

「自分は何のために進学するのか」

を一度立ち止まって考えることが重要です。

 
 

3.進学することで未来の選択肢を増やす

進学する意義について、講座では「知る→できる→選べる」という考え方も紹介しました。

知らなかったことを学ぶことで、新しい知識を得ることができます。

知識を身につけ、実際にできることが増えれば、自分自身で選択できることも増えていきます。

つまり、学ぶことは、単に知識を増やすだけではありません。

未来の選択肢を増やすことにもつながります。

だからこそ、進学先を選ぶときには、「どこに進学するか」だけではなく、「そこで何を学び、何ができるようになりたいのか」を考えることが大切です。

「未来から選ぶ」という視点を持つことで、進路選択の考え方も変わってきます。

 
 

4.社会で求められる「主体性」と「コミュニケーション力」

桐生第一高等学校の進路講演で、コミュニケーション能力について説明している様子

講座の後半では、「社会が求める人材」について考えました。

2021年の一般社団法人日本経済団体連合会の調査では、企業が選考時に重視する要素として、「主体性」や「コミュニケーション能力」などが挙げられています。

では、「主体性」とは何でしょうか。

主体性とは、簡単に言えば、

「自分で考え、自分で決めること」

です。

誰かに言われたから行動するのではなく、自分自身で考え、判断し、行動することが大切になります。

また、コミュニケーション能力については、「聴く力」「伝える力」「質問力」の3つに分けて考えました。

人と話すことだけがコミュニケーションではありません。

相手の話をしっかり聴くこと、自分の考えを伝えること、分からないことを質問すること。

こうした一つひとつの力が、学校生活だけではなく、将来社会で働くうえでも重要になります。

桐生第一高等学校の進路講演で、社会が求める人材像について説明している様子
社会で求められる人材像について学び、自分の将来や進路選択について考える機会となりました。
 
 

5.正解のない問題に向き合う力

さらに講座では、社会に出ると「正解が一つに決まっていない問題」に向き合う場面が多くあることについても考えました。

そのために必要になるのが、問題解決力や論理的思考力です。

論理的思考力とは、物事を筋道立てて考え、原因と結果や関係性を整理しながら結論を導く力です。

講座では、身近な場面を題材にしながら、物事を順序立てて考えることの大切さを体験してもらいました。

また、野球部のキャプテンが「実力のある1年生をレギュラーにするのか、それともこれまでの慣例を優先するのか」という場面を題材に、「納得解」についても考えました。

社会には、誰もが納得する一つの正解が存在しない問題もあります。

だからこそ、

「正解を探す」だけではなく、「自分で考え、周囲と話し合い、納得できる答えをつくる」

という力が重要になります。

高校生のうちから、日常生活の中で「なぜ?」「どうして?」「自分ならどうする?」と考える習慣を持つことも、こうした力を身につけるきっかけになります。

 
 

6.まとめ|進路選択は未来の自分から逆算する

今回の講座では、大学・短大・専門学校の違いを知ることから始まり、「なぜ進学するのか」という進学の意義、そして社会で求められる主体性やコミュニケーション力、問題解決力や論理的思考力について考えました。

進路選択では、どうしても「どの学校に行くか」に目が向きがちです。

しかし、その前に考えてほしいのが、

「何をしたいのか」
「何を学びたいのか」
「何ができるようになりたいのか」
「どんな自分になりたいのか」

ということです。

進路は、人生のすべてを決めるものではありません。

これからさまざまな経験をしながら、自分の興味や考え方が変わることもあるでしょう。

だからこそ、高校生の今の段階で「未来の自分」を少しずつ考え、その未来から逆算して進学先を考えてみることが大切です。

自分で考え、自分で選び、自分の未来をつくっていく。

今回の講座が、みなさんにとって自分の進路について考えるきっかけになればと思います。

   

◆中央カレッジグループでは、高校向けの進路講演や進学相談を随時行っています。進路指導やキャリア教育をご検討の先生方は、お気軽にご相談ください。