公務員として活躍している先輩にお話を聞きました!

公務員として活躍している先輩に
お話を聞きました!

01.

01.

渋川広域消防本部
特別救助隊
須田 高浩さん

群馬法科ビジネス専門学校 2009年卒業

渋川広域消防本部
特別救助隊
須田 高浩さん

群馬法科ビジネス専門学校 2009年卒業

消防にパーフェクトな現場は無い。
試行錯誤を繰り返し、常に最善を追い求める情熱と信念。

消防にパーフェクトな現場は無い。
試行錯誤を繰り返し、常に最善を追い求める情熱と信念。

 消防の仕事は火災・救急・救助を中心とした災害対応であり、最近は土砂災害・風水害・地震等による自然災害も多くなっています。群馬県緊急消防援助隊に選出され、東日本大震災や関東東北豪雨で救助活動を行いましたが、自然災害のあまりの凄まじさに自分の無力さを感じることもあります。あらゆる現場で対応できるよう、日々の訓練、勉強はこの仕事を続けていく限り絶え間なく続きます。実際に現場で救助を行いスムーズに活動できたとしても、それがパーフェクトということは絶対に無い。「もっと早くできないか」「もっと最善の方法は無いか」という思いが常に頭にあります。そういった意味で完璧はないので『もっともっと』と成長できる。そこが消防の魅力でもあると思います。

 小学生の時に友人宅が火災に遭い、消火活動に尽力する消防隊の活動を見て、人を守る仕事に憧れを持ちました。本格的に消防を目指したのは、高校2年の時。交通事故に迅速に対応する救助隊を偶然目にし、人を助けることができる仕事の素晴らしさを実感し、絶対に消防士になりたいと心に決めました。

 勉強も大事だけれど、何よりも一番は『人を救いたいという気持ち』。人は優しさを忘れたら終わりだと思っています。消防の仕事はどんな場面であっても出動しなくてはなりません。入隊してからも弛まぬ努力が必要ですので、その辺りは覚悟を持って準備できることは準備しておくと良いと思います。