新着情報

医薬販売学科からのお知らせ

要指導医薬品を知っていますか?

2022.01.28 - fri

ヒト・モノ・カネ・情報に強い登録販売者を育成し、

最速で店舗管理者の育成を目指す医薬販売学科です。

 

ドラッグストアで購入できるOTC医薬品には要指導医薬品という

使い方を誤ると危険なものがあります。

そのため、販売上の細かなルールが設定されています。

 

  • 「薬剤師だけが販売」
  • 「購入者が使用者本人」
  • 「販売個数は1個のみ」
  • 「インターネットや郵便などでの販売はできない」
  • 「購入者が直接商品を手に取ることができない場所に保管」

 

医療用医薬品から一般用医薬品に移行して間もなくであり、

一般用医薬品としてのリスクが確定していない『スイッチOTC』や、

医療用医薬品としての使用経験がない『ダイレクトOTC』が要指導医薬品となります。

 

なお、販売から一定期間が過ぎ、特に問題がなければ、

要指導医薬品から第1類医薬品に扱いが変更されます。

ロキソニンも『スイッチOTC』で、かつては要指導医薬品でした。

 

要指導医薬品の中で一番身近に感じるのは、

2020年に販売開始となった点眼薬の『ヒアレインS』ではないでしょうか。

精製ヒアルロン酸ナトリウムを医療用と同濃度配合した、目のうるおいを保つ目薬ですが、

病院でしか手に入らなかったものが、ドラッグストアで購入できるようになりました。

 

ただし薬剤師が勤務の店舗、勤務時間内に購入する必要があるので注意です。

薬剤師不在時には、うるおい成分のコンドロイチン硫酸エステルナトリウム配合の

目薬がお勧めです。もちろん、登録販売者が販売いたします。

 

薬の業界は本当に特殊です。

ルールがないと健康を害するので、だからこそ薬剤師と登録販売者が必要です。