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医薬販売学科からのお知らせ
ちょっと待って、薬とグレープフルーツ
2021.11.01 - mon
みなさんこんにちは。
ヒト・モノ・カネ・情報に強い登録販売者を育成し、
最速で店舗管理者の育成を目指す医薬販売学科です。
グレープフルーツ美味しいですよね。
そのままでも、ジュース、ゼリー、アイス、ケーキ、大人の人はお酒にも使いますよね。
そんなグレープフルーツですが、一部の薬を飲んでいる人には注意が必要です。
さてどんなことが起こるのか。
次のうち、どれでしょう?
①薬と一緒だととても苦くなる。
②薬がお腹の中で溶けなくなる。
③薬の作用が変わってしまう。
グレープフルーツにはフラノクマリンという成分が入っています。
くまモンみたいな可愛い名前ですよね。
フラノクマリンは薬を代謝させる酵素を邪魔して、薬の効力が強い状態で作用し、
効きすぎてしまうことがあります。
よって、正解は③です。
フラノクマリンが影響するのは降圧剤、抗狭心症薬、抗不安薬、免疫抑制剤、
抗高脂血症薬など数多くあります。
グレープフルーツの他、文旦、はっさく、ダイダイ、スウィーティーに
フラノクマリンが含まれ、みかん、レモン、バレンシアオレンジは
問題ないことが解っています。
薬を飲んでいて心配な人は、グレープフルーツジュースではなく、
オレンジジュースにしておきましょう。
グレープフルーツ風味と書かれていて無果汁の場合は心配ないです。
医薬販売学科では、薬のことはもちろん、生活に役に立つ情報が満載です。
薬のプロをめざす方、そうでない人も、一度のぞきに来てください。