こんにちは。
教務の茂木です。
去る、8月7日に農業グリーンではオープンキャンパスが開催されました。
今回のオープンキャンパスは、いつもと少し趣向を変えて、学科ごとに別れずに参加者全員で、自ら商品開発を行い、商品としての付加価値をつけよう!という模擬授業を行いました。
みんなで農業グリーンの学びの柱である、「6次産業」についてより詳しく学びましょう!
まずは、在校生による6次産業の説明です。
1次産業(生産)×2次産業(加工)×3次産業(販売)で6次産業が成り立っています。
大きなパネルで、見やすく、理解しやすく。
そしてそして、いよいよ本題に入ります!
今日のテーマは、「米とかぼちゃで商品開発をしよう!」です。
例えば、自分で育てたかぼちゃを販売しようとした時、かぼちゃとして販売するなら300円。
でも、そのかぼちゃを使って新しい商品を開発して販売すれば、極端な話かもしれませんが、3000円で販売できる可能性があります。
このように、生産したものにさらに付加価値をつけて販売することが6次産業です。
3グループに分かれ在校生を中心にして、米とかぼちゃを使ってどんな商品開発が行えるか話し合いを行います。
話し合いの結果をグループごとに発表です。
かぼちゃのおはぎ、お米をパフにしたかぼちゃ味のチョコ、米粉かぼちゃパンなど様々な商品のアイディアが出ました。
筋肉自慢の在校生O君だけが作れるという、1日50個限定のかぼちゃの練りこまれた「筋肉ツイストパン」なるものも発表されました。
なんと、驚異の7ツイストだそうです。
最初は皆、緊張気味でしたが、しだいに打ち解けて、代表者の発表時は、笑いも多く和やかな雰囲気で進み、午前の模擬授業は終了となりました。
頭をフル回転させた後は、昼食とかき氷でブレイクタイム。
かき氷でお口をすっきりさせた後は、気持ちも新たに午後の授業に臨みましょう!
午前の話し合いの内容をふまえて、午後はフードスタジオに場所を変えて、実際に米とかぼちゃを使って2次産業(加工)について学びます。
今日はみんなで「かぼちゃの米粉クッキー」を作りましょう!
お米=ご飯としてとらえがちですが、見方を変えると、米粉としてお菓子やパンなどにも使用用途の可能性が広がりますね。
午前は頭を使ったので、午後は体を動かしましょう。
かぼちゃの形をしたかわいいクッキーを焼いて、冷ましている間に3次産業(販売)に関わるお話を、住谷先生と相原先生にしていただきます。
自分で作ったクッキーを、より多くの人に手に取ってもらうにはどうしたら良いでしょう?
POP広告で、まずお客さんの目を引かせる。
パッケージを工夫して手に取りたくなるようなものにする。
などなど自分の工夫次第で、どんな風にでも売ることができます。
これも「付加価値」ですね。
付加価値に思いを馳せている間にかわいいかぼちゃのクッキーが焼き上がりました!
パッケージをかわいくデコレーションして完成です!
袋にクッキーを入れただけでも十分商品として販売できますが、そこに何かプラスすることでさらに商品価値を上げることができます。
誕生日、記念日、母の日、父の日など、贈り物にも良いですね!
最後に、在校生によるまとめです。
日本の食料自給率は39%と、実は、世界の先進国の中では非常に低い値です。
それを救ってくれる救世主が、そう6次産業なのです!
午前午後に分けて1日かけて行ったこの日の6次産業一本化のオープンキャンパス。
職員にとっても初めての試みだった為、様子を見ながらの体験授業でしたが、参加者、在校生が意欲的に参加してくれたため、とても良い雰囲気で進められたと思います。
今回のオープンキャンパスは、参加してくれた高校生、在校生、職員にとって今後に生かせるものとなったと思います。
さて、次回のオープンキャンパスは8月19日のスィーツフェスタです!
農業グリーンといえばスウィーツフェスタ。スィーツフェスタといえば農業グリーン。と言われているとかいないとかでお馴染みのスィーツフェスタ!
是非遊びにいらしてくださいね~♪
追伸:長文を最後までご拝読ありがとうございました(^-^)
教務:茂木
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