どこに行った?秋の七草 教師ブログ

ハギ、オバナ(ススキ)、クズ、ナデシコ、オミナエシ、フジバカマ、アサガオ(キキョウ)。

秋の七草ですが、春の七草に比べると普段見かけない種類が多いと感じます。

ナデシコは花が可憐(かれん)で、好きな花の一つですが、

残念ながら野生では見たことがありません。

花屋ではよく見かけるのにです。

どうもナデシコ、オミナエシ、フジバカマ、キキョウは

環境省或いは地方自治体のレッドデータブックに記載され、

絶滅の恐れがある植物に追い込まれてしまったようです。

一体どうしたのでしょうか。

秋の七草は万葉集で山上憶良が

「秋の野に咲きたる花を指でおり、かき数ふれば七種(ななくさ)の花」、

「はぎが花を花くず花なでしこの花、をみなべし又ふじばかまあさがおの花」と

詠んだことからきているようです。

「秋の野に、、、」とあるように、当時は野に咲く身近な花だったのでしょう。

しかし、今ではその野(草地や土手)が少なくなったり、外来種に優占されたり、

綺麗な花なので盗掘されたりしたのでしょうか。

山上憶良(660年?~733年?)の時代と随分変わってしまったようです。

無理なのは承知ですが、当時の里山の景色を見てみたいな。美しいだろな。

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